AmazonがAndroidマーケットを準備中 - ネットカルチャー概論

AmazonがAndroidマーケットを準備中

米Amazonが、Googleの携帯電話OSである「Android」のアプリケーション・マーケット「Amazon Appstore for Android」を立ち上げる予定のようです。

「Amazon Appstore Developer Portal」にて、開発者用の参加ページを公開しています。

このマーケットからアプリを購入する際には、Amazonのアカウントを使用して購入することになります。

Googleの用意しているアプリケーション・マーケットは、あまりユーザ・フレンドリではない上、レコメンデーション機能もうまく働いておらず、目的のアプリに辿りつかなかったり、楽しそうなアプリを目にする機会が少ない、という意見を耳にします。

その点、Amazonのレコメンデーション機能は恐ろしいほど優れているので、これまで以上にAndroidアプリが流通する可能性を秘めています。

また、多くのAmazonユーザをターゲットに、アプリをリリースできる利点も忘れてはいけません。

ただ、Amazonの準備しているこの「Amazon Appstore for Android」は、Googleの持つマーケットよりも厳しいルールの下でアプリの審査、登録、公開を行うようです。

  • 開発者としての登録料金は年99ドルで、最初の一年間は無料 (Googleは登録時に25ドル)
  • アプリの登録には承認が必要で、Amazonが審査を行う
  • アプリの審査に関してはAppleよりは寛容にする、らしい
  • アプリの宣伝用に、スクリーンショットと2分以内の紹介ビデオを掲載可能

Googleのマーケットはどんなアプリでも登録できてしまうので、半ば無法地帯のようなイメージがありますが、Amazonは秩序を持って管理したいのでしょう。

これからは、携帯アプリ市場へのAmazonのアプローチが、気になるところですね。

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